嘉藤さんのお誘いでZAIM本館屋上でのコンテンポラリーダンスの公演を見てきました.空間構成はAAPAという団体(といっても二人組らしいです)がやっていて,パフォーマンスは永井美里,酒井幸菜他2名の全部で4名です.

会場は屋上なのですが開演前は暗幕で客席が覆われていて,ZAIM屋上から本来見えるはずの風景は見えません.開演と同時に暗幕が取り去られると,目の前には大きな空と横浜公園の木々の緑,遠くには関内や伊勢佐木町のネオンが見えます.舞台は板張りで1m間隔くらいそこに横一列にたたずむ4人の女性,夕暮れの空と同じグレイの洋服を身にまとい,ただ前を見ています.この光景がかなり印象的で,引き込まれてしまいました.そして,静かに始まるダンスは,永井美里の痙攣によっていきなり緊張感を高めます.

パフォーミングアーツとしてのダンスは初めて見ました.「LF」の会場構成が特に印象的で,幕開けのシーンから徐々に日が暮れて行くにつれ,床のライトやLED?のキラキラしたライトがシーンに応じて利用されていてきれいでした.それに,今回の会場は客席と演壇との距離が近かったので,ダンサーの細部へのこだわりや息づかいも見えて面白いです.

4月でも結構寒くて,毛布の貸し出しとホットワインの販売があり,講演後には暖かいお茶のサービスがありうれしかったです.


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