1%は白いお手玉を一個上に放り投げてキャッチするのをひたすら繰り返す手の映像.上に放り投げたお手玉は一瞬画面から外れておちてくるのですが,実は色が1%だけかわっていて徐々に黒くなっていき,また白に戻るという作品.色の変化はしばらく見ていないと気づかないのです.あるいは,テーブルの足にペンキを塗って引きずってみるとか.生きるためには全く知らなくてもいいようなふとした疑問を実験してみるのですが,その実験のimplementationのクオリティが高いのがアートなのです,きっと.
映像作品ですが,地面に埋め込まれた大型ディスプレイやすごく小さな壁埋め込みディスプレイがあったりして,インスタレーションっぽく展示されているのもまた楽しいです.
MAMプロジェクトの過去の展示情報が森美術館のページにアーカイブされていますが,前回のチェ・ウラムの作品もとても面白いです.ビデオは必見.
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