[Event] 伊東豊雄 建築 | 新しいリアル

東京オペラシティアートギャラリーで開催中の[伊東豊雄 建築|新しいリアル]に行ってきました.

3つの展示スペース
展示は3つのスペースに別れていて,伊東豊雄が提案するエマージンググリッドを紹介するspace A,ここ10年くらいの伊東の建築を紹介するspace B,伊東豊雄の軌跡をパネルで紹介するspace C の構成です.
space A で紹介されているエマージンググリッドは ミース・ファン・デル・ローエ に代表される20世紀のモダニズム建築の無機質で均質なグリッドによるシンプルなデザインではなく,蟻の巣のような洞窟のような有機的で複雑なグリッドで構成されたデザインです.2009年に完成する予定の[台中メトロポリタン・オペラハウス]のコンペティションに提出したパネルや,巨大な模型,コンセプトを説明するビデオが展示されています.次の間には,岐阜県各務原市の市営斎場の[瞑想の森]の建築の屋根の一部を再現したものが展示されていて,その上を歩くことができます.この屋根がエマージンググリッドのような有機的で波のような形をしていて,その構造と作り様を説明した映像が放映されていました.鉄筋にベニヤをのせてコンクリートで固める感じです.
space B は大きな部屋の真っ白な床面全体が有機的なグリッドのように流線型になっていて,5つの建築の模型や映像,そして壁面に各建築を特徴づける構造の設計図面みたいなものがあります.表参道の TOD'S の壁の再現されたものがあったり, 床はうっかりすると転んでしまいそうな不安があったのですが,この不連続,不規則で有機的な感じに慣れてしまうと居心地がよくなるようなそんなところです.ここの部屋で紹介されている建築は,[リラクゼーションパーク・イン・トレヴィエハ],[多摩美術大学新図書館],[Mikimoto Ginza 2],[TOD'S],[サーペンタイン・ギャラリー・パビリオン],どれも違う形のグリッド・あるいはパターンを用いて作り出した有機的なデザインで面白い建築ばかりです.その先の スペースで巨大プロジェクタによる [仙台メディアテーク],[ぐりんぐりん] などの紹介映像が放映されています.
space C では伊東豊雄の年表として,本人のコメントや雑誌,パネル,そして伊東豊雄に関わった人々のインタビュー映像などが狭めの廊下の壁にずらーっと展示されています.なかなか面白くてじっくり見ていたのですが,閉館時間になってしまって最後の方見れずじまい.若かりし頃から徐々に変わる建築の趣向みたいなのがわかるのでよいです.


感動
建築に対する考え方,建築物そのものの面白さにこんな人がいたんだ〜と感動しました.伊東豊雄自身が面白いと思ってやっていることが,世界でも面白いと受け止められているという現実もまた刺激的です.ぜひ,エマージンググリッドな家に住みたいなあ.まずは実物を建築物を見に行かなきゃ.

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