[Event] Alvar Aalto Collection Shaping the Future

アルヴァ・アールトのコレクション@六本木AXIS に行ってきました.
アルヴァ・アールトのサヴォイベース

aalto
前々からサヴォイベース=アアルトベースは気になっていました.どうやってあの形にするんだろう?って.今回の小さな展示でその謎が解けました,今年はアールトベース誕生から70周年.そのキャンペーン展示ですが,AXISの地下のギャラリースペースを使っていろんなサイズ形色のアールトベースを並べてあります.小さな小物入れサイズのものが大量に並べてあったのがとてもきれいで印象的です.アールトベースの形成に利用された木枠も飾ってありました.このスペースの片隅でアールトベース職人による制作現場の映像が放映されていました.ある程度大きくした吹きガラスを熱くて柔らかい状態でサヴォイの型にいれて一気に膨らませ,型から外してさまし口の部分を切り取るのでした.これを熟練した職人でなければ作れないのだそうです.それにしても誕生から70年,アールト自身はもう死んでしまっていますが,美しく新しいデザインだと思います.展示は無料で10/29まで.アールトベースなどフィンランドのデザイナのガラス製品を中心に製造・販売をする iittala社のカタログを無料でいただきました.

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70周年記念のペトロープブルー

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Washington, DC の Hirshhorn Museum のPodcast. 特別展に関連するアーティストに対するインタビューが主なコンテンツ.他にキュレータによる Hirshhorn Museum の 各フロアの案内など.30分以上のロングインタビューが多いです.杉本博司やさわひらきのロングインタビューが個人的にはうれしいです.現在は月に一回くらいコンテンツがアップされています.2005/12から.2006/10/28 現在で33本.英語.

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[Event] 重森三玲の庭 -地上の小宇宙-

汐留にある松下電工のビル内にある松下電工汐留ミュージアムで開催中の重森三玲の展示会に行ってきました.
重森三玲

the Seven Stars
館内で上映されていたビデオで見た,重森三玲の言葉が印象的.石が次の石の置き場を決める.石が乞う.茶を一服のむというのは抽象化した美(美意識)をのむこと.平安から鎌倉室町桃山と時代が下るにつれて,作庭の仕事が雑になっていく,,,などなど.
旧来の庭のあり方を踏襲するだけではなく,新しい庭のあり方を常に模索し続ける姿勢にこんな人がいたのかと感動しました.


展示内容

niwa_poster
展示は,重森三玲の作庭による,東福寺や重森三玲の家,個人邸宅の写真と庭の図面が主な内容.また庭の研究のために重森が実測した日本各地の庭園の図面も多数展示されていました.測定した庭の数はなんと500カ所以上だそうです.本物の庭の展示とばかり思っていましたで予想外でしたが,展示内容から重森三玲の仕事の素晴らしさや人となり,その情熱が理解できるもので満足できました.作庭家というのは膨大な知識と想像力とクリエイティビティを要求する仕事であると思いました.石の配置や形について新たな方向を模索しつつ,非常に多くの種類の木々の特性を理解し,季節の移り変わりによる景観の変化や,木々の成長を想像して,建物との調和を考慮するという作業,うーん楽しそうだけれどもたいへんですね.とにかく,重森三玲の庭を見に行きたい.特に紅葉の東福寺方丈庭園は素晴らしいでしょうね.

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[Product] plus シリーズ Vol.1 Nike+

プラスの意味

最近,"plus" とか "+" と名前につく製品をいくつか購入・利用している.たまたまなのでしょうけれども,それらの製品をわたしはかなり気に入っている,あるいは気に入る予定.だから一つずつ紹介していこうと思う.
でもその前に.なぜ製品名に "plus" あるいは "+" をつけるのか簡単に考察.製品を眺めてぱっと思いつく理由は二つ.
一つは従来の製品の機能を少しだけアップグレードしたから.この場合,その製品にはオリジナルが存在していて,そのオリジナルはロングセラーであると考えられる.そうじゃなきゃ改良版は普通は作らない.(作ったとしても,オリジナルが売れなかった場合は違う名前で発表したりするんじゃないかな.) オリジナルのもつ良さやイメージを引き継ぎつつさらにいいもの.だから,プラスはオリジナルとは基本性能やコンセプトは大幅に変えずに,ユーザからの要望が高かった部分を改良して作られたものである可能性が高い.具体的には,PH5plus,DC12plusが当てはまると思う,といっても推測ですけど.

もう一つは,従来の製品あるいは製品やブランドが持つイメージに対して,異なる分野の機能やイメージを融合する意味のプラス.Nike+がそれにあたる.(今はこちらのプラスのインスタンスは一個しか思いつかない.他にも思い当たる人はぜひ教えてください.)Nike+ は Nike+iPod のための 製品カテゴリあるいはラインだ.Nike は 日本の国内のスポーツブランドに比べておしゃれ,あるいはクールなイメージを浮かべる人が多いのではないかな.そこに,Apple の iPod,これもやはり洗練されているイメージ,今最も人気のある携帯音楽プレーヤのクールなイメージを融合する.私ならこの二つの名前が並んだだけで,新しいことができるイメージが膨らんでわくわくします.

最近は,Nike+ を利用したwalking が楽しくてしょうがないので,まずは Nike+ の紹介をします.

Nike+


nike+



製品の説明などはアップル Nike+iPodで見てみてください.
日本での発売は明日(2006/10/28)ですが,アメリカに行った方に買って来てもらっていてわたしは一ヶ月ほど使っています.一ヶ月で100km 以上歩きました.すごく楽しいです.なぜ楽しいか.
  • Nike+ のRun 履歴管理のWEBがとにかくよくできている.
  • 手軽なわりに正確.自分の歩幅にあわせてキャリブレーションしなくても問題なさげ.
  • 自己ベストを記録すると,Lance Armstrong に褒められる

WEBの履歴管理系の機能はflashで動的なのも楽しいし,自分の過去のRunのそれぞれの距離やAverage paceや消費カロリー閲覧,月別週別日別のグラフ表示,地域ごと(US, Canada, UK, Japan ...)の走った人の記録閲覧,.自分のGoalを設定してそこに対する達成度をグラフィカルに確認などなど,明日もやろうと思いたくなるような機能が満載です.最近自分のRunに名前をつける機能ができましたがこれもGoodです.Goal は 距離とカロリーと速度の3種類.4週間で40km達成とか,5000kcal消費するとか,10回のRunのaverage pace を 8.5min/km にするなどです.Goal も記録として残っていて後から確認できます.
Goal は途中で変更することはできないのでちょっと残念です.そういえば,Runの途中でその日の目標を変更できないのもちょっと残念です.Goalはそんなにほいほい変えてはいけないということでしょうか.あと,Run 中に 一時停止するとその間の計測は保留できるのですが,あまり一時停止期間が長いと,そこでRunが終了してしまうようです.
これから欲しい機能は,他人の履歴を閲覧できること.SNS的な要素がWEBにあるといいですね.


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乃木坂にあるTOTOのギャラリー間 で "タッチストン 大橋晃朗の家具展",
外苑前のワタリウム美術館で "さよなら ナム・ジュン・パイク"
行ってきました.

大橋晃朗

poster
今回も前知識0,直感で良さげだったのでいってきました.タッチストン(試金石)という展覧会の名のとおり,実験的でファンシーな作品が多かったです."ハンナンチェア"や"台のような椅子"が印象的.

展示のバランスも絶妙でした.ギャラリー間は小さなギャラリーですが狭さを感じさせない配置です.また美術館だと触ったり座ったりが禁止されてることが多いですが,ここはほとんどがOKだったので座って触って楽しめました.展覧会は無料.ぜひ足を運んでみてください.
ちなみに,展覧会の監修の一人が建築家の伊東豊雄という人なんですが,今この人の特別展がオペラシティで開催されています.こちらも気になる.

Chairs




ナム・ジュン・パイク

nam june pike

ナム・ジュン・パイクは韓国で生まれ日本で東大を出てNYで活動したアーティストだそうです.面白い人だったのだなあと.テレビに取り憑かれたような作品の数々です.たくさんのテレビを飾った庭や,ビデオカメラでリアルタイムに撮影しているろうそくの映像を何重にもプロジェクタで投影している作品など.展示に利用されているテレビはすべてブラウン管でしたが,今ならネットワークやいろんなタイプのディスプレイを利用してもっといろいろな映像の表現ができるけれど,この作品が発表された当時はブラウン管テレビは最新機器のはずだから,それをふんだんに使った作品はインパクトがあったんじゃないかと思います.もちろん今でもインパクトはあります.笑ったのが,"TV fish".水槽が展示されていて,赤い金魚がゆらゆら泳いでいるなぁ,と思ってよく見たら水槽の後ろにテレビが置いてあって,赤い全身タイツを着てゆらゆらと踊る人の映像が流れてました...

Chairs



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