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フンデルト・ヴァッサー展@日本橋三越

日本橋三越で2週間だけの展示.閉店まぎわの45分くらいでざっくりと見ました.
1990年代の作品は浮世絵みたいだなあと思ったらやはり歌麿北斎に影響をうけていて,日本の原画師,彫り師,刷り師に頼み込んで版画の制作をはじめたのだそうです.ちなみに日本での号は百水だそうです.メタルを使った光る絵はきれいでよかった.
自然環境破壊に反対し,そのマニフェストとしても描かれる絵は森や公害の街,人などがモチーフです.劇画的な雰囲気もあり発想はSF的,日本の漫画やアニメーション(宮崎駿、大友克洋、諸星大二郎など)を連想させます.建築もおもしろいです.大阪のゴミ処理場のデザインにびっくり.



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文化庁メディア芸術祭に今年も行ってきました.印象で言うと去年のほうが面白いのが多かったかも?去年はメディアアート系のイベントいろいろ行ったから単純に知ってる作品が多いかっただけかもしれないけど...ちょっと物足りない.

印象に残った作品

大賞の Imaginary・Numbers 2006 はモノクロの点描による美しいコンピュータグラフィックスの映像です.説明によると[非線形数理モデルをベースとする有機的また生物的ダイナミクスをテーマとした作品]らしいです.作者の木本圭子さんのサイトの Imaginary Numbers のMovieと flash の教材を使ってImaginary Numbers に関連する数学とビジュアルプログラミングを解説するProcess は必見.

front はドイツのJohanna REICHによる映像作品.リンク先に飛んだら画像にちょっとびっくりするかも.カメラに向かってボクシングする女性,モノクロの映像,繰り返される意味深な言葉,ちょっとゴダールちっく.サウンドとともに現れる顔の痣と爪の赤さが印象的.

おはなしの花は日常的な会話にアニメーションを付けてファンシーな絵本ふうになった映像作品.アニメーションの作成がリアルタイムに自動で生成されてこの完成度なら感動もののノーベル賞ですが,さすがにそうはいきません.[時をかける少女]がNYで話題らしいですが,ここで初めて知りました.アクリル板に油絵で描いてアニメーションを作成するロシアのアレクサンドル・ペトロフの作品は見逃していましたが,ここでトレーラーが見れます

コーネリアスのfit song のPVすてき.たまたま見つけたアレクサンドル・ペトロフのビデオと趣向が似てるかも.tablescape plus は テーブルトップのディスプレイ上に小さなディスプレイオブジェクトを配置してその置いた場所や他のオブジェクトとの関連性に応じてその小さなディスプレイに表示する内容を変更できるようなシステム.こういうアイデアは結構むかしからありますが,アニメーションのかわいらしさがよいですね。素数ホッケーなかなかですか,PainStationにはおよばないなあ.リズムズムはVJのインタフェースにマラカスを使うというとても直感的でナイスなアイデアですが,なんでデモがないんだ!と心から思います.SFC稲陰研の作品ということでなんとなく事情はわかるけどような気もするけど,残念.

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[Event] 大竹伸朗 全景

展示終了前日の12/23にMOTの大竹伸朗「全景」に行ってきました.相変わらずアーティストの予備知識などはほぼゼロ状態です.
「全景」
「全景」は現在51歳の大竹伸朗の大回顧展です.古くは小学校・中学校時代の作品から20代にロンドンで作り始めてから64冊になるスクラップブックや網膜シリーズやジャリおじさん,日本景などなど全部で2000点あまりの作品が公開されています.なにしろ2000点,ものすごい量です.作品は幅広く,スクラップブック,コラージュ,風景画や劇画チックなイラスト,ゴミで作ったようなオブジェやネオンのオブジェに船の船首など.卒業旅行でモロッコに行ったわたしとしてはモロッコの風景を描いた作品群の「カスバの男」がよかったです.「網膜シリーズ」と呼ばれる作品群の噂を聞いて楽しみにしていました.不思議に美しいけれども気持ち悪いような作品です.抽象的な模様あるいはシミのような絵でサランラップを巻き付けたようなものとか,テーピングのテープを貼り付けたような作品もありました.説明を読んでも作品を見ても未だによくわかっていませんが,きっと自分の熟成が必要なのだろうと思います.当日は大竹伸朗率いるダブユニット[ダブ平&ニューシャネル]の noisy な生演奏を聴くことができました.一番の感想はとにかくかなり疲れたということでしょうか.作品の一部は展覧会公式サイトJDNリポートで見られます.

展示方式について思ったこと
今回の展覧会では額に納められて壁に掛けられた作品はガラスへの映り込みが多くて気になりました.作品を見るつもりが自分の顔しか見えなかったりして...今回のように作品の数が半端なく多いと学芸員の方も展示でいろいろ悩まれるのではないかと思うのですががんばってほしいです.

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[Event] 伊東豊雄 建築 | 新しいリアル

東京オペラシティアートギャラリーで開催中の[伊東豊雄 建築|新しいリアル]に行ってきました.

3つの展示スペース
展示は3つのスペースに別れていて,伊東豊雄が提案するエマージンググリッドを紹介するspace A,ここ10年くらいの伊東の建築を紹介するspace B,伊東豊雄の軌跡をパネルで紹介するspace C の構成です.
space A で紹介されているエマージンググリッドは ミース・ファン・デル・ローエ に代表される20世紀のモダニズム建築の無機質で均質なグリッドによるシンプルなデザインではなく,蟻の巣のような洞窟のような有機的で複雑なグリッドで構成されたデザインです.2009年に完成する予定の[台中メトロポリタン・オペラハウス]のコンペティションに提出したパネルや,巨大な模型,コンセプトを説明するビデオが展示されています.次の間には,岐阜県各務原市の市営斎場の[瞑想の森]の建築の屋根の一部を再現したものが展示されていて,その上を歩くことができます.この屋根がエマージンググリッドのような有機的で波のような形をしていて,その構造と作り様を説明した映像が放映されていました.鉄筋にベニヤをのせてコンクリートで固める感じです.
space B は大きな部屋の真っ白な床面全体が有機的なグリッドのように流線型になっていて,5つの建築の模型や映像,そして壁面に各建築を特徴づける構造の設計図面みたいなものがあります.表参道の TOD'S の壁の再現されたものがあったり, 床はうっかりすると転んでしまいそうな不安があったのですが,この不連続,不規則で有機的な感じに慣れてしまうと居心地がよくなるようなそんなところです.ここの部屋で紹介されている建築は,[リラクゼーションパーク・イン・トレヴィエハ],[多摩美術大学新図書館],[Mikimoto Ginza 2],[TOD'S],[サーペンタイン・ギャラリー・パビリオン],どれも違う形のグリッド・あるいはパターンを用いて作り出した有機的なデザインで面白い建築ばかりです.その先の スペースで巨大プロジェクタによる [仙台メディアテーク],[ぐりんぐりん] などの紹介映像が放映されています.
space C では伊東豊雄の年表として,本人のコメントや雑誌,パネル,そして伊東豊雄に関わった人々のインタビュー映像などが狭めの廊下の壁にずらーっと展示されています.なかなか面白くてじっくり見ていたのですが,閉館時間になってしまって最後の方見れずじまい.若かりし頃から徐々に変わる建築の趣向みたいなのがわかるのでよいです.


感動
建築に対する考え方,建築物そのものの面白さにこんな人がいたんだ〜と感動しました.伊東豊雄自身が面白いと思ってやっていることが,世界でも面白いと受け止められているという現実もまた刺激的です.ぜひ,エマージンググリッドな家に住みたいなあ.まずは実物を建築物を見に行かなきゃ.

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[Event] Dialog in the Dark

外苑前の梅窓院でやっている特別展.いつも気になっていたのだけれど,ついに行って来た.
8人1組,ガイドが1人ついて真っ暗闇を体験する.光は一筋もない暗闇だからいつまでたっても見えない.眼が慣れるということがない.そんな暗闇を白杖をついて,うろうろする.
8人の暗闇に戸惑う仔羊達を導くガイドさんは本当の盲人.ガイドさんにとってはこの世界が日常,とても頼れる存在.
真の暗闇を体験する機会ってなかなか無いから,貴重な体験をした.暗闇の中で生きる人に必要な情報の質と量の違いに愕然.いかに視覚に頼って生きているか,視覚の情報量の多さ,そして視覚情報のノイズの多さを実感した.
カルティエ現代美術財団コレクション展@東京現代美術館

Liza Lou の"裏庭",Jean-Michel Othonielの"ユニコーン", Marc Couturier の"あたなはここに",Beaurin Domercq の作品 などカラフルで,ビーズ,吹きガラス,陶磁器,サテンのリボンやフランスパンなど面白い素材を使ったオブジェ?的な作品群が目立ちます.

リアルな寝起きのロン・ミュエク(Ron Mueck),ゴダールも好き?なアルタヴァスト・ペレシャン(Artavazd Pelechian)の映像,何かの映像を見てるひとの目を球型のスクリーンに映し出したトニー・アウスレー(Tony Ousler)の作品,ジャン=ミシェル・アルベローラ(Jean-Michel Alberola)の作品が好きです.

Ron Mueck はとても新鮮.他の作品もぜひ実物を見てみたいです.見たこと無い人はぜひ.きっとびっくりします.
pelechian の「我々の世紀」というタイトルの映像は,モノクロで古い映像などを集めて人間の空への憧れみたいなものを描いた作品ですが,とても素晴らしかったです.映像をDVDで手に入れたいと思い探したのですが,みつかりませんでした.残念.YouTubeでpelechian の映像がちょっとだけ見られます.ここ.
Jean-Michel Alberola は色が素敵.壁紙に描いた自画像「うちなるそら」は本人が来日して描いたそうです.

ところで,東京現代美術館では Mot The RadioMot The Guide という 美術館ラジオ と作品解説の二つのPodcast が配信されています.私のようにアートの知識を持ってない人にとってはうれしい試みではないでしょうか.まだ聞いてないのですが,今回のカルティエ現代美術財団コレクション展に関する学芸員の方々の解説などがあってうれしいです.早速登録.
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