ワタリウム美術館のブルーノ・タウトに行ってきました.地上4階の展示スペースがとても小さなワタリウム美術館です.2階は建築デッサンと建築物の写真や模型展示,3階はタウトが友人や家族に宛てた手紙,4階はタウトが手がけた日本の工芸品と熱海の日向邸中心.展示スペースは小さいのでどうしても展示は窮屈になってしまいますが,レイアウトやカラーがお気に入り.

2階のファンタジー満載な建築デッサンが非常に良いです.クリスタルハウス,アルプス建築,星の建築.フンデルト・ワッサーの時も思ったけど,日本のアニメーションを喚起させる要素があります.桂離宮について綴ったメモが展示されていました.このメモのとおりに歩いてみたい.

4階は一部が熱海の日向邸を模した造りになっていて,木の階段と赤い壁がきれい.ここは,タウト作の日本工芸品が多数展示されている.薄いガラスのデカンタというかトックリとグラス,流線型と漆の黒が美しい手つき鏡,木のナイフ,金色の塗りが美しい木の皿.木のチェアとのバランスが秀逸な漆のカフェテーブルなどタウトの優れた審美眼が光る品ばかり.同じクオリティでレプリカ作らないかなあ.


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