ねぷた祭り期間中に青森県立美術館に行ってきました.
注目の常設展を見ました.奈良美智が好きなので楽しみにしてましたが,期待以上によかったです.シャガールのアレコ,寺山修司,考現学,津軽じょんがらも.ここに一覧があります.
奈良美智の展示は,原美術館にもあったような部屋や,お花畑でうつぶせに寝ている女の子たち,そしてあおもり犬のインスタレーションが特に.部屋には奈良風な女の子の絵が壁にぺたぺた貼ってあって,机があって,本が並べられて,小物がいっぱい飾ってあります.本人が好きなものに違いないです.そういえば,黒田硫黄の漫画もあった.あおもり犬は残念ながら写真を撮ることができないのですが,なぜか後ろ姿の写真を撮りました.
シャガールのアレコは,常設展エリアの一番最初にある巨大な部屋の三面に飾られています.劇の背景に使われたものだからとても大きくて,約15mx9m くらい.第1幕,第2幕,第4幕で利用された背景だったのだそうですが実際の劇を見てみたい.
寺山修司の部屋は,四角い部屋の三面に寺山修司の映像作品が投影されていました.部屋の天井が高くて投影している壁の上部は広く空間があって,そこに寺山修司の短歌が.有名な「マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや」の文字パネルが飾ってあります.部屋に入って上から下まで見回して体験する展示でした.
常設展のジャンルは様々ですが,展示数は多くアレコ以外はなにかしら青森に関連しています.奈良美智人気で集客は結構ありそうと思うのですが,地方美術館として地元の人々の支援を得つつ運営が存続することを陰ながら応援します.


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